戦闘機人 クロスワールド IS編 No.8
- 2017/03/20
- 00:00
今週は3日連続投下します。
理由は文字数がかなり短いからです。
幕間として読んでいただければ幸いです。
理由は文字数がかなり短いからです。
幕間として読んでいただければ幸いです。
その日、世界は再び衝撃に包まれた。
発端は前回と同じ篠ノ之束による全世界同時ハッキングだった。
『ハロハロ~全世界の無能共~天才の束さんだよ~』
そこで束の口から語られたのは新たなISスーツの開発。
現在のスーツが肌を露出し、ISとの接触面を増やしているのに対して、
新しいスーツは顔以外の露出が無い為にその性能を疑う者もいた。
だがデータ上だけでも現行のISスーツを軽く凌駕していた。
元々宇宙活動を想定して作られいたという事もあり、スーツに違和感を持つ者は少なかった。
『とりあえずお前らにあげるのはムカツクけど、可愛いコアの為でもあるからね~』
そう言いながら映像は終わった。
その数日後、IS学園に500着の新型スーツが届いていた。
『欲しかったら取りに来れば~?』
そんな書置きを残して…
『という訳で皆も知っての通りこの学園で新型スーツの検証が決まったわ。色々と大変かも
しれないけど、よろしくね?』
檀上では楯無が会長として全校生徒に新型スーツの旨を説明していた。
楯無の話が終わると、生徒達はザワザワとどよめいていた。
「ふぅ…」
「ご苦労」
「あら、織斑先生。乙女のため息を盗み聞きなんて感心しませんよ?」
「ぬかせ小娘」
檀上から降りてきた楯無を出迎えたのは元世界最強の織斑千冬だった。
「それで、そちらの方は何かわかりましたか?」
「いや、公表通りのハイスペックである事以外は全く」
「あらら…」
「そっちはどうなんだ?」
「あの篠ノ之博士ですよ?今さら日本政府が何か得られているとでも?」
「ハァ…全く束め…」
各国がその居場所すら掴めていない束が唐突に言いだした事に、文字通り振り回されていた。
「とにかくIS委員会からの通達で、生徒達でデータを取れとの事だ」
「あらあら。私達は実験台ですか?」
「もちろん抗議はした。だが高性能で問題がないのならと押し切られた」
「相変わらずですね…」
「すまない」
「織斑先生のせいじゃないですよ」
申し訳なさそうにする千冬だったが、これもギンガによって仕組まれた事だった。
束のハッキングに合わせてギンガのISによって各国に対してハッキングしていた。
お互いにあまり信頼していない各国は、それぞれが承認したという連絡を信じていた。
最も真相を確かめようとしないようにサブリミナルを仕込んでいたが。
「それと日本政府からの連絡です」
「なんだ?」
「篠ノ之箒を懐柔せよ、だそうです」
「なっ!?」
「ええ、私も耳を疑いました」
「あいつら箒をなんだと思って!!」
幼馴染の妹。
それは千冬にとっても妹のような存在だった。
そんな箒を束を押さえつける為に利用しようとする。
千冬の中で日本政府、果ては全世界への不信感が強まっていた。
「一応懐柔しているというていで篠ノ之さんに接触するつもりではいます」
「…そうか」
「ですが私はそんな事をするつもりはありません」
歯ぎしりする千冬に、楯無はハッキリと言い放った。
「そんな事をしていいのか?」
「もちろんよくありませんね。ですから織斑先生も協力してもらえます?」
笑顔の楯無に、普段の千冬なら一蹴していただろう。
だが今回は事情が違う。
「わかった。今回は協力しよう」
「ありがとうございます♪じゃあ早速なんですけど…」
楯無の仕込みは着々と完了していった。
発端は前回と同じ篠ノ之束による全世界同時ハッキングだった。
『ハロハロ~全世界の無能共~天才の束さんだよ~』
そこで束の口から語られたのは新たなISスーツの開発。
現在のスーツが肌を露出し、ISとの接触面を増やしているのに対して、
新しいスーツは顔以外の露出が無い為にその性能を疑う者もいた。
だがデータ上だけでも現行のISスーツを軽く凌駕していた。
元々宇宙活動を想定して作られいたという事もあり、スーツに違和感を持つ者は少なかった。
『とりあえずお前らにあげるのはムカツクけど、可愛いコアの為でもあるからね~』
そう言いながら映像は終わった。
その数日後、IS学園に500着の新型スーツが届いていた。
『欲しかったら取りに来れば~?』
そんな書置きを残して…
『という訳で皆も知っての通りこの学園で新型スーツの検証が決まったわ。色々と大変かも
しれないけど、よろしくね?』
檀上では楯無が会長として全校生徒に新型スーツの旨を説明していた。
楯無の話が終わると、生徒達はザワザワとどよめいていた。
「ふぅ…」
「ご苦労」
「あら、織斑先生。乙女のため息を盗み聞きなんて感心しませんよ?」
「ぬかせ小娘」
檀上から降りてきた楯無を出迎えたのは元世界最強の織斑千冬だった。
「それで、そちらの方は何かわかりましたか?」
「いや、公表通りのハイスペックである事以外は全く」
「あらら…」
「そっちはどうなんだ?」
「あの篠ノ之博士ですよ?今さら日本政府が何か得られているとでも?」
「ハァ…全く束め…」
各国がその居場所すら掴めていない束が唐突に言いだした事に、文字通り振り回されていた。
「とにかくIS委員会からの通達で、生徒達でデータを取れとの事だ」
「あらあら。私達は実験台ですか?」
「もちろん抗議はした。だが高性能で問題がないのならと押し切られた」
「相変わらずですね…」
「すまない」
「織斑先生のせいじゃないですよ」
申し訳なさそうにする千冬だったが、これもギンガによって仕組まれた事だった。
束のハッキングに合わせてギンガのISによって各国に対してハッキングしていた。
お互いにあまり信頼していない各国は、それぞれが承認したという連絡を信じていた。
最も真相を確かめようとしないようにサブリミナルを仕込んでいたが。
「それと日本政府からの連絡です」
「なんだ?」
「篠ノ之箒を懐柔せよ、だそうです」
「なっ!?」
「ええ、私も耳を疑いました」
「あいつら箒をなんだと思って!!」
幼馴染の妹。
それは千冬にとっても妹のような存在だった。
そんな箒を束を押さえつける為に利用しようとする。
千冬の中で日本政府、果ては全世界への不信感が強まっていた。
「一応懐柔しているというていで篠ノ之さんに接触するつもりではいます」
「…そうか」
「ですが私はそんな事をするつもりはありません」
歯ぎしりする千冬に、楯無はハッキリと言い放った。
「そんな事をしていいのか?」
「もちろんよくありませんね。ですから織斑先生も協力してもらえます?」
笑顔の楯無に、普段の千冬なら一蹴していただろう。
だが今回は事情が違う。
「わかった。今回は協力しよう」
「ありがとうございます♪じゃあ早速なんですけど…」
楯無の仕込みは着々と完了していった。
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